2015年2月8日日曜日

#059 ちょっと好きだと過去を偽りたくなる。本当に好きだと全部話したくなる。



近頃漫然と考えていること。


人は、食べものや飲みものを摂取して日々新しい細胞を作っていく。

人間は60兆個の細胞でできていて、新陳代謝によってすべての細胞は2か月で入れ替わるという。

一方で、人の固有な情報はDNAとして細胞に刻まれている。

人がその人でいられるのは、DNAのおかげである。


人と人との関わりって、これに似ていると思う。


小学生の時は、地元の友達との世界がすべてだった。

中学・高校は、私立に通ったせいもあって、住んでいる場所というよりは部活やクラスの仲間がすべてだった。

大学に入ったら、学校やバイト先の趣味や興味でつながる友達とつるんでいた。

社会人になって、仕事以外でも仲良くできる先輩や同期と遊ぶようになった。

一生に知り合う人間の数は数多いて、その時々の社会生活や住んでいる場所によって大きく影響を受ける。

10年前のアドレス帳から何の変化もない人なんて、いない。

だけど、10年前から変わらず残っている人もいるのは事実。

人との付き合いは、関係性を構築する中で研ぎ澄まされながら、新陳代謝とDNAの伝達を繰り返していくのだと思う。


30前に代田橋で一人暮らしを始めるようになった。

CHUBBYという地元のカフェに行くようになって、初めて”常連”というものになった。

夜遅くに帰ってきて、ひとりごはんでも気軽に行けるお店があれば、と通い始めたのだけれど、

そこで知り合う人たちがわりと同年代の人が多かったことや、

趣味興味や仕事も共通点があったせいもあって、

自分の生活の軸になっていった。

3年前に仕事の都合で代田橋からは引越してしまったけれど、いまだに頻繁に行っていて、

自分の生活の基盤の一部が代田橋にあることを再認識する。

30代は、CHUBBYを中心に代田橋から培われた人間関係に支えられてるなと思うわけなんです。


この先に劇的な生活の変化があるかどうかわからないけれど、

新陳代謝の頻度は少しずつ長いスパンになっていって(でも老化ともちょっと違う)

DNAに刻まれる情報が多くなってる、そんな気がしてる。


今の仕事は、波がありながらも忙しいときは本当に忙しくて、

人生80年だか知らないけどその半分を迎えようとしているのに

会社に3泊4日とかしている今日この頃で、

10年後にも同じ生活がしたいかというと、したくないなと思ってしまうわけで。

仕事は当然キツイこともたくさんあるけれど楽しいと思う局面ももちろんあるので、

誰か食べさせてくれる稼ぎのいい旦那さんと結婚して今すぐ仕事やめたいとか別に思わないけれど、

ワーク・ライフバランスがちょっと崩れているなとは感じるのです。

仕事におけるアウトプットが続く毎日ばかりだと

仕事以外の日々の生活から受けるインプットが少なくって

なんだか自分自身が枯渇していくような、そんな気分になったりする。

だから、代田橋に息抜きに行って、いろんな話をたくさんしたり、逆になんの話もしないことで、

自分というものを保っている気がしてる。


仕事が忙しいと、「ワーク」と「ライフ」の「ライフ」の方で時に孤独感や疎外感を感じて

自分の”居場所”がわからなくなることがある。

そんな時に、代田橋の友達たちに会うと、安堵する。

あと、社会人になってすぐの頃からもう15年以上可愛がってもらっている先輩たちと過ごす時間。

これが私に安心感を与えてくれる。

(もちろん、家族や、それ以外で知り合った人たちの中にもそういう人はいる。)



これからも、たくさんの出会いを重ね、多くの人と知り合いながら、人間関係の新陳代謝は行われていくのだろう。

でも、私のDNAに刻まれた人たちとの関係性は、これからもずっと大切にしていきたいし、更に育てていきたいなと思う。




2015年2月5日木曜日

#058 近すぎて見えなかったものも遠ざかる時初めてその形がよくわかる

今年に入って、いい出会いをした。

ほとんど成熟したと思っていた世界が、更に広がった。

頭がボカーーンっとやられたような衝撃もあって

とにかくとても楽しくて居心地よくて。

とても真面目なことを延々と議論したりバカ話に興じてみたり

この期間、連日遅くまで頭をフル回転させてたりして実は結構体力的にハードだったけど、

でも逃さずにはいられないって思った。

気づいたら、普段より多くのありがとうの言葉や笑顔が出ている自分もいて

なんだか驚いたし気恥ずかしかったし。



2週間足らずのこの時間が楽しすぎて、興味深すぎて、

自分でもびっくりするくらいにその後の日々は余韻に浸ってる。

得難い出会いをさせてもらったなぁと、思う。



ここ半年くらい、人間関係の作り方とか、人との距離の取り方など

いろいろ考える場面があって、自分なりに思うところがあった。

そんな中、この人は、良くも悪くも(悪いわけではないんだけど)一石を投じてくれた感じ。

静かな口調で説得力ある話をしてくれて更に確信を得ることもある一方で

自分の中で出していた結論めいたものがひっくり返されるようなこともあって

あぁ、この歳になってもこういう人と出会えるっていいものだなと。




ほんとにほんとに、天野さんは素敵なひとでした。

これから、またみんなで手をとりあって色々なことをするのが愉しみだな。






2014年10月23日木曜日

#057 瞬く光

色気のある言葉を放つ人に出会うと惹かれてしまう。

形には見えなくとも、ふんわりと香る感じが。



2014年9月22日月曜日

#056 振り向くな、振り向くな、後ろには夢がない



この世でいちばん遠い場所は 自分自身のこころである。(寺山修司)



ああ、なるほど、そうだな。

たぶん、いま、そういうことなんだろう。

2014年8月24日日曜日

#055 いくつになっても


父が齢70にして新しく事務所を開いた。

長年の夢だったらしい。

兄も同じ職業であることから、ゆくゆく独立を考えている兄の為でもあったと思う。

でも、何十年と公務員として仕事をしてきて、リタイアした後も半官半民のような仕事をして、

そして今、新しい肩書きで仕事を始めて夢を叶えている。


娘の私から見たら、どちらかといえば無口で愛想も良くはなく、仕事人間の堅物というイメージ。

いかにも公務員にふさわしいと、勝手に思っていた。

父も自分の性分をわかっていて、公務員という選択肢を選んでいたようだ。

でも、ずっとやりたい仕事があって、夢を温めてきたということは、全く知らなかった。

事務所を開くにあたっていろいろと準備を手伝っていた母や兄いわく、

やりたかったことをやれることになって、今、とてもイキイキしているという。

喜ばしいことだし、私も嬉しい。

でも何よりもその心意気が、素晴らしいと思った。


最初は赤字経営だろうし、どこまで続くか分からないけれど、

儲けるのではなくて「人を助けたい」という気持ちで、仕事をしたい。

そんなことを考えている父を、とても誇らしく思う。



2014年6月20日金曜日

#054 言葉の栞その4

ブックマークしたこの言葉たちは自分の思考の履歴でもある。

どんな考えに共鳴し、どんな言葉に反省したか。


佳きも悪しきも、心の襞を埋め、思考の隙間をつく。


頭の中には夥しい数の思考回路が確立されていて

いつも無意識によく通る交通量の激しい大通りが何本も走っている。

でも実は、全く知らなかった細い裏道や獣道もあって

これらの言葉により未知の世界を拓き、知り、新しいシナプスがつながるのだ。


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「こんな真夜中に窓をあけたまま寝ていたら夜が入ってくるじゃないか」 - つげ義春


「「ガチでやってることじゃないと趣味とはいえない」っていう考え方は自分に自信を失わせる要因になってると思うんだよね。「趣味はダーツです」って言う人に「おまえ下手じゃん何言ってんのw」っていう人ばかりで、「おぉ一緒に練習してうまくなろうぜ」って返す人は少ない。」 - arusano


「俺は「苦労は報われる」とか「苦労はいいことだ」みたいな考え方が大っ嫌いで、その理由の一つはまさにこれだな、と思った。苦労すると他人が苦労してないのを許せなくなる。他人が苦労するように働きかける。みんなが苦労しなきゃいけなくなる。」 - 狐の王国


「幸せとは、旅の仕方であって、行き先のことではない。」 - ロイ・M・グッドマン


「手の上なら尊敬のキス。額の上なら友情のキス。頬の上なら厚情のキス。唇の上なら愛情のキス。閉じた目の上なら憧憬のキス。掌の上なら懇願のキス。腕と首なら欲望のキス。さてそのほかは、みな狂気の沙汰。」 - グリル・パルツァー


「もし下着から靴下まで考へることが本当のお洒落ならば、もう一歩進んで、自分の頭の中身まで考へてみることが、おそらく本当のお洒落であらう。」 - 太宰治


「たましいの、抜けたひとのように、足音も無く玄関から出て行きます。」 - 太宰治


「春は夏に犯されて 夏は秋に殺される 秋はひとりで老いぼれて 冬がみんなを埋める」 - 花ざかりの森


「文章については、昔コピーライターの人に「”声に出した読んだ時に引っかからないこと”と”意味としてはどこかが少し引っかかる部分があること”の2つが共存するのが理想」という話を聞いた」 - うーさー


「男子高校生は「娘」といふ言葉をきき、その文字を見るだけで、胸に甘い疼きを感じる筈だ。この言葉には、あるあたたかさと匂ひと、親しみやすさと、MUSUMEといふ音からくる何ともいへない閉鎖的なエロティシズムと、むつちりした感じと、その他もろもろのものがある。」 - 三島由紀夫


「バブを抱きしめながら入浴した時の「救えなかった」感は異常」 - unknown twitter account


「地上から100㎞先が宇宙らしい。JRが縦に走ってたら1890円である。」 - 林雄司


「相当のひまの時間がないと、人生のもっともすばらしいものと縁がなくなることが多い。多くの人々から、この素晴らしいものを奪われている理由は、ひまがないという以外に何もない。」 - バートランド・ラッセル


「性格は顔に出る、生活は体型に出る、本音は仕草に出る、感情は声に出る、センスは服に出る、美意識は爪に出る、清潔感は髪に出る、落ち着きのなさは足に出る」 - unknown


「「やればできる子」は「やらなくてもできる子」と「できなくてもやる子」にチャンスを奪われ続けて一生を終えるのである」 - 野村真一


「快晴。よく眠った。まぶたのシャッタースピードも速い。新品のカメラのように外を見る。」 - 原研哉


「きっとあなたがいなくても私は生きていける。でも一緒に生きるなら、あなたがいい。」 - unknown


「われわれが美しいと思うものには、みんな危険な性質がある。温和な、やさしい、典雅な美しさに満足していられればそれに越したことはないのだが、それで満足しているような人は、どこか落伍者的素質をもっているといっていい」 - 三島由紀夫


「傷つきやすい人間ほど、複雑な鎧帷子を身につけるものだ。そしておうおうこの鎧帷子が、自分の肌を傷つけてしまう。」 - 三島由紀夫


「あなたに冒険心がないというのは、あなたには信じる能力がないという事です。信じる事は、下品ですか。信じる事は、邪道ですか。」 - 太宰治


「森からかへるとき、私は帽子をぬぎすてた。ああ、記憶。恐ろしく破れちぎった記憶。みじめな、泥水の中に腐った記憶。さびしい雨景の道にふるへる私の帽子。背後に捨てていく。」(記憶を捨てる) - 萩原朔太郎


「からだとからだとを紐にてむすびつけよ 心と心と 手と手と 足と足と」(寝室を求む) - 萩原朔太郎


「好きなものを好きでいるための努力ってあるのよ。」 - Takuji Nishida from coromo


「祈。 足るを知り、分けあい、みとめあう世界。」 - unknown 

2014年6月13日金曜日

#053 雨に打たれて、嗄れ声で、

大人になってから熱なんて滅多に出さなかったのに

ここのところ、たまに突発的な熱が出るようになった。

平熱35度台なので38度台の熱が出ると結構しんどいものだ。



という数日前の状況からようやく脱却したものの、

声だけがひどく嗄れ声に。

ハスキーボイスだと思うと、擬態(というか変装というか)しているようで

正直楽しい!

ちょっとしたスモウレスラーか、シャンソン歌手って感じ。



シャンソン歌手といえば、、、、と思い出したのだが、

昔フランス人のお爺さんに、「ジュリエット・グレコに似てるのぉ」って言われたこと。

誰だそれ?と思ったけど、調べたら、あら恥ずかしい、超有名なシャンソン歌手。

あのJazzの帝王マイルス・デイビスMiiles Davisの愛しき人であった!!

Juliette Greco
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%B3

全部(別年代の)彼女




いや、私こんな素敵なハスキーヴォイスじゃないし。

でも、確かに、角度によっては、私に似てなくもないかも、、、、しれない。

ちょっと目が離れて垂れ目なとことか。


そんな私の似顔絵を、デザイナーの友達が描いたらこんなことになる。

ヨーダversion


トトロversion



最も特徴的なのは、口の形。

あー確かに笑ったときにそんな風になるや。




このシーン観た時に、やられたって思ったよね。

特に後列左から3番目。



これを見たら、もはやジュリエット・グレコの面影は消えゆく。

どんなに嗄れた声だとしてもネ。