2013年6月4日火曜日

#036 徒然なる独白の世界

「努力する」って言葉が、

あんまり好きじゃない。

正確に言うと、

「努力する」ってわざわざ口に出すということが、

あんまり好きじゃない。

予めコミットすることで自分を鼓舞して追い込んでく人もいるだろう。

でも、私はそのタイプぢゃない。

黙ってやればいいんだ。




恋愛偏差値30のわたしに対して、

「外国人が合いそうだから、外国人と付き合ってみれば?」

という人が多い。

よく、いろんな意味でジャパン・スタンダードからは規格外と言われるし、

たぶん、それはあながち間違ってない気もする。

純粋培養のスタンダード日本人男性には、

なぜか威圧的というか畏れ多く思われて、なんとなく敬遠されやすいしね。

でもさ、こういうことを言ってくれる人って、大抵、海外生活経験のない人。

そこが引っかかって、素直に、そうだよねって、言えない。

「オレらみたいな日本男児にはアナタを飼い馴らすのは無理です」

今も続くか鎖国ニッポン。




一を聞いて十を知る。

気が利くことや、勘が良いことでもあるだろう。

一を聞いて、十を知るように推測するのは、職業病。

感覚を鋭くしないと、この仕事やっていけないと思ってるから。

でも、下手したら、表面だけサワサワと触って、全部を知った気になってるだけかも。

フルネームは知っていますか?

好きな色はなにいろですか?

好きな食べものはなんですか?

簡単な計算で答えが出るほど人は単純ぢゃない。




わたしは、するめ女だそうだ。

噛めば噛むほど味が出ると、ひとは言う。

一口で蕩けるチョコレートではないんだろう。

わからなくもない。

一口で味を知れるほど、単純で甘くない。




こないだの夕暮れがあまりにも美しすぎた。

毒々しいほどに。

薄く棚引く雲間の中で色が揺れる。

原始の色が、滲んで、溶けて、消えてゆく。

宇宙の始まりみたいだなって、思ったよ。