2014年6月20日金曜日

#054 言葉の栞その4

ブックマークしたこの言葉たちは自分の思考の履歴でもある。

どんな考えに共鳴し、どんな言葉に反省したか。


佳きも悪しきも、心の襞を埋め、思考の隙間をつく。


頭の中には夥しい数の思考回路が確立されていて

いつも無意識によく通る交通量の激しい大通りが何本も走っている。

でも実は、全く知らなかった細い裏道や獣道もあって

これらの言葉により未知の世界を拓き、知り、新しいシナプスがつながるのだ。


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「こんな真夜中に窓をあけたまま寝ていたら夜が入ってくるじゃないか」 - つげ義春


「「ガチでやってることじゃないと趣味とはいえない」っていう考え方は自分に自信を失わせる要因になってると思うんだよね。「趣味はダーツです」って言う人に「おまえ下手じゃん何言ってんのw」っていう人ばかりで、「おぉ一緒に練習してうまくなろうぜ」って返す人は少ない。」 - arusano


「俺は「苦労は報われる」とか「苦労はいいことだ」みたいな考え方が大っ嫌いで、その理由の一つはまさにこれだな、と思った。苦労すると他人が苦労してないのを許せなくなる。他人が苦労するように働きかける。みんなが苦労しなきゃいけなくなる。」 - 狐の王国


「幸せとは、旅の仕方であって、行き先のことではない。」 - ロイ・M・グッドマン


「手の上なら尊敬のキス。額の上なら友情のキス。頬の上なら厚情のキス。唇の上なら愛情のキス。閉じた目の上なら憧憬のキス。掌の上なら懇願のキス。腕と首なら欲望のキス。さてそのほかは、みな狂気の沙汰。」 - グリル・パルツァー


「もし下着から靴下まで考へることが本当のお洒落ならば、もう一歩進んで、自分の頭の中身まで考へてみることが、おそらく本当のお洒落であらう。」 - 太宰治


「たましいの、抜けたひとのように、足音も無く玄関から出て行きます。」 - 太宰治


「春は夏に犯されて 夏は秋に殺される 秋はひとりで老いぼれて 冬がみんなを埋める」 - 花ざかりの森


「文章については、昔コピーライターの人に「”声に出した読んだ時に引っかからないこと”と”意味としてはどこかが少し引っかかる部分があること”の2つが共存するのが理想」という話を聞いた」 - うーさー


「男子高校生は「娘」といふ言葉をきき、その文字を見るだけで、胸に甘い疼きを感じる筈だ。この言葉には、あるあたたかさと匂ひと、親しみやすさと、MUSUMEといふ音からくる何ともいへない閉鎖的なエロティシズムと、むつちりした感じと、その他もろもろのものがある。」 - 三島由紀夫


「バブを抱きしめながら入浴した時の「救えなかった」感は異常」 - unknown twitter account


「地上から100㎞先が宇宙らしい。JRが縦に走ってたら1890円である。」 - 林雄司


「相当のひまの時間がないと、人生のもっともすばらしいものと縁がなくなることが多い。多くの人々から、この素晴らしいものを奪われている理由は、ひまがないという以外に何もない。」 - バートランド・ラッセル


「性格は顔に出る、生活は体型に出る、本音は仕草に出る、感情は声に出る、センスは服に出る、美意識は爪に出る、清潔感は髪に出る、落ち着きのなさは足に出る」 - unknown


「「やればできる子」は「やらなくてもできる子」と「できなくてもやる子」にチャンスを奪われ続けて一生を終えるのである」 - 野村真一


「快晴。よく眠った。まぶたのシャッタースピードも速い。新品のカメラのように外を見る。」 - 原研哉


「きっとあなたがいなくても私は生きていける。でも一緒に生きるなら、あなたがいい。」 - unknown


「われわれが美しいと思うものには、みんな危険な性質がある。温和な、やさしい、典雅な美しさに満足していられればそれに越したことはないのだが、それで満足しているような人は、どこか落伍者的素質をもっているといっていい」 - 三島由紀夫


「傷つきやすい人間ほど、複雑な鎧帷子を身につけるものだ。そしておうおうこの鎧帷子が、自分の肌を傷つけてしまう。」 - 三島由紀夫


「あなたに冒険心がないというのは、あなたには信じる能力がないという事です。信じる事は、下品ですか。信じる事は、邪道ですか。」 - 太宰治


「森からかへるとき、私は帽子をぬぎすてた。ああ、記憶。恐ろしく破れちぎった記憶。みじめな、泥水の中に腐った記憶。さびしい雨景の道にふるへる私の帽子。背後に捨てていく。」(記憶を捨てる) - 萩原朔太郎


「からだとからだとを紐にてむすびつけよ 心と心と 手と手と 足と足と」(寝室を求む) - 萩原朔太郎


「好きなものを好きでいるための努力ってあるのよ。」 - Takuji Nishida from coromo


「祈。 足るを知り、分けあい、みとめあう世界。」 - unknown 

2014年6月13日金曜日

#053 雨に打たれて、嗄れ声で、

大人になってから熱なんて滅多に出さなかったのに

ここのところ、たまに突発的な熱が出るようになった。

平熱35度台なので38度台の熱が出ると結構しんどいものだ。



という数日前の状況からようやく脱却したものの、

声だけがひどく嗄れ声に。

ハスキーボイスだと思うと、擬態(というか変装というか)しているようで

正直楽しい!

ちょっとしたスモウレスラーか、シャンソン歌手って感じ。



シャンソン歌手といえば、、、、と思い出したのだが、

昔フランス人のお爺さんに、「ジュリエット・グレコに似てるのぉ」って言われたこと。

誰だそれ?と思ったけど、調べたら、あら恥ずかしい、超有名なシャンソン歌手。

あのJazzの帝王マイルス・デイビスMiiles Davisの愛しき人であった!!

Juliette Greco
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%B3

全部(別年代の)彼女




いや、私こんな素敵なハスキーヴォイスじゃないし。

でも、確かに、角度によっては、私に似てなくもないかも、、、、しれない。

ちょっと目が離れて垂れ目なとことか。


そんな私の似顔絵を、デザイナーの友達が描いたらこんなことになる。

ヨーダversion


トトロversion



最も特徴的なのは、口の形。

あー確かに笑ったときにそんな風になるや。




このシーン観た時に、やられたって思ったよね。

特に後列左から3番目。



これを見たら、もはやジュリエット・グレコの面影は消えゆく。

どんなに嗄れた声だとしてもネ。