2012年11月27日火曜日

#022 むこう側はボンレスハム



























このサンダルかわいい。

久々に高いヒールの靴が欲しいと思ったわ。


Instagramでどこかの外人があげてるのを見てイイ!と思って

PCに転送してGoogleの画像検索までして調べたら

アズディン・アライアっていう超高級デザイナーのらしくて

どんくらい超高級かって言ったら




ワンピース1着 40万円 




みたいな。




┐( ´∀`) ┌ 




きっと似たようなのでもっと手頃なお値段のを見つけたら買うんだろうな。

とはいえ、最近、偏食DEBU。

このサンダルはいたら・・・・ボンレスハム(にリーチ)。

いや、ひざ下はまだセーフか。




Instagramといえば、この週末、かなり真剣に見てみた。

いやー写真って、Instagramって、面白いね。

いろんな意味ですごいアプリだなって思ったわよ。

だって、スウェーデンの13歳(!)のサラサラ金髪(あくまでイメージ)の男の子から

うっかりフォローされちゃったりするんだよ? 

って今日仕事仲間に言ったら笑われたー。



いま、twitterで糸井さんがいいこと言ってる。

=========================================
「おもしろい」とか「好きだ」とか「うまい」とかいう感覚は、
じぶんで決められるものだ。
「おもしろい」「好きだ」「うまい」は、自由に決めて、
笑われるなら笑われたらよい。
しかし、ほんとうにそれができている人は、あんまり多くない。
=========================================

13歳のスウェディッシュボーイからフォローされるっていう

普通じゃありえないシチュエーション、おもしろすぎるでしょ。




普通じゃありえないシチュエーションといえば、

いや、これ書いたら長くなりそうだから、次回。



2012年11月14日水曜日

#021 活字を拾うのはカムパネラではなくジョバンニだ

さて、これはなんでしょう?




正解は、活字鋳造機です。

読んで字のごとく、活字を鋳造する機械。

カタチャキ、カタチャキ、と規則正しく乾いた金属音が続く。

ちょっぴり、ハウルの城っぽい。


活版印刷は、DTPの発達したこの世の中に残っている、昔ながらの印刷技術。

凹凸のある印字は、金属から生み出す紙への道しるべだ。







宮沢賢治「銀河鉄道の夜」を読んだ人なら、ジョバンニを知っているだろう。

ジョバンニのお小遣い稼ぎの手段は、活字を拾うこと。

数ミリ×数ミリの鉛でできた活字を拾うのは職人技。



私もチャレンジさせてもらいました。



15分、目を皿にして、目が乾くほど瞬きし忘れて、やっと拾えたのがこれ。



ちなみに、今Facebookのカバー写真にしているのは、この文選している(=活字を拾っている)ときに活字を入れていく箱の山。



活版って、やっぱり味があると思う。

廃れないで、長く残ればいいのに、と思う。

活版技術自体は、多くはないだろうけれど職人さんがいてくれるおかげで

なんとか残っているけど、話を聞くと、例えば活字をつくる鋳造機のメンテをやってくれる人、

直し方を知っている人が、どんどんいなくなってしまっているらしい。

もったいない話だ。

もっと細かい話でいうと、活字を組むにあたって、文字間を調整する

微妙な厚さの金属片があるんだけれど、それには特殊な加工がしてあるらしいのだが、

もはやその加工を施した金属片を作る職人さんがいないそうだ。

もったいなすぎる。私がその職人さんになりたい。




今や一家に一台どころか、一人一台くらいまで普及しているパソコンに慣れていると、

文字を打つのも簡単だし、それを出力するのもものすごく簡単。

こうやって、手間ヒマかけて刷ったものは、文字の重みが、文の重みが、違う気がしてくる。

一文字入魂、というのかな。


去年も作った活版の年賀状、今年も作ります。

プライベートの名刺も、作ります。

友人が4代目修行中の佐々木活字店で、作ります。


佐々木活字店
http://sasaki-katsuji.com/

鋳造見学会もやっているので、興味のある方はぜひ。



2012年11月6日火曜日

#020 ブラックチョコレート2


大ゲンカをして、二度と連絡をとることはないだろうと思ってた人から、

思いがけず連絡が来た。

1年以上なんの関わりもなかったけれど、

他愛もない事務連絡をきっかけに少しだけ会話ができた。

なんだか嬉しかった。

同じくらい戸惑いを感じた。



雲の上に生きていて、自分よりずっと前を歩いている人と、

思いがけず知り合えた。

その後ほとんど会う機会もないままだけれど、

他愛もない事務連絡をきっかけに思いがけない言葉をもらった。

なんだか嬉しかった。

同じくらい切なさを感じた。



嬉しさやら戸惑いやら切なさやら不安やら安心やらかわいさやら憎さやら

感情というものは胸に渦を巻くんだな。



甘くて、苦い、思い出。