金持ちの成績優秀な青年が人生の意味を求めて全てを捨てて荒野を放浪するという、
実話をもとに描かれた作品だ。
その中で青年はこの言葉を遺す。
”幸せは、人と共有して初めて現実のものとなる。”
くらいな意訳になるかな。
ここのところずっと忙しいのが続いていて、
雨の日のド深夜に薄暗い中一人で残業して
会社と家の往復(自転車5分or徒歩20分、つまりどこかに寄るような距離じゃない)して
「お帰り~」もない真っ暗な家で仮眠とシャワーと着替えだけに帰って
物理的にも精神的にもふと孤独感を覚えたり。
怒涛の毎日を送っていると、アウトプットばかりで自分が空っぽになっていくようで、
それがイヤで週末のうちせめて1日は休息するようにしてみてる。
1日中映画や海外ドラマ観て
ソファでのんびりウクレレ弾いて
焼きたてのパンにかぶりついて
お散歩して。
でも、もっといいのは
ゆっくりおしゃべりしながら何時間も飲んだり
昔懐かしの
ゲームをしたり
一緒にいたいなと思える人(たち)と時間を共有すること。
止まない雨はないとか、明けない夜はないとか、言う。
そりゃそうだ。
何がどうあっても、時間というものは冷酷に、優しく過ぎてゆく。
怒涛の毎日も、いつまでも続くものではない。
物事には終わりがあるのだから。
おとといのこと。
いつまで続くかとかなり苦しかった仕事の山場も一旦終わって、
残業終わりに上司のクマさんと先輩のキリンさんがお寿司に連れてってくれて、
お疲れさん、よく頑張った、最近おまえは成長してる、と労ってくれた。
クマさんもキリンさんも同じ仕事をしてるチームメンバーだけれども
普段、クマさんやキリンさんが、人を褒めることって(多分)ないから
その言葉は嬉しかった。
あぁ、やっぱり一人じゃなかった、見ててくれたんだなと。
些細なことでもいい。
一人の幸せももちろんあるけれど、共有できる幸せは一人の時の何倍にもなる。
今日の満足であり未来の活力である。
独りじゃないと知ることは、私には必要なことだ。