2012年12月28日金曜日

#025 とける

今日という日が終わる時と、明日という日が始まる時の境目が曖昧だ。

ちょうど、オレンジ色と藍色の境目が曖昧なように。





いつ寝ていつ起きたかスイッチも曖昧で

身体の中がグラデーションに侵されているかのようで

目で見て手で触って空気と身体の存在の違いを知るけれど

空気も粒子でできていて

身体も粒子でできていて

ミクロの世界ではそこの境目ってどうなってるんだろなと思うと

なんだか境界線がなくなって身体が空気に溶けてゆく気分。



人生の幕をひくときも、こんな感じなんだろうか。

融けるように土に還りたい。





6時38分、背中の古傷がまたズキズキ痛む。





身体の痛みも心の痛みも

溶けてなくなってしまえばいいのに










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