2013年1月10日木曜日

#027 シンガポールレポート 1日目

何年振りかに、シンガポールに行ってきた。

海外は何回も行っているけれど、純粋な一人旅は実はこれが初めて。

10数年来の先輩がシンガポールに赴任していて

年末年始は日本に帰ってくるということで、

その間アパートに滞在させてくれるというありがたいオファーを頂いたので

ありがたくお邪魔させて頂いたというわけ。


年末年始は航空券も高いだろうなァと思っていたけれど、

なんとか往復で8万円を切るチケットを手に入れた。

もちろん直行便ではなくトランジットあり。

しかも、トランジットは中国。

一瞬大丈夫かなと思ったけれども、そんな心の声は聞かなかったフリをする。


そんなこんなで30日のお昼に成田から出発。

前日の夜は、仕事納めということで朝まで飲んだくれ。

40分で旅の支度をして、食パンを口に入れながら遅刻しそうだと走る女子高生並みに

急いで最寄のホテルまで。

そう、ここから空港までリムジンバスで直行なのです。

便利ね~。



颯爽と成田に到着。と言いたいところだが、

空港でコーヒーでも飲みたいと、ちょっと早めに着くようにバスを予約した前日の自分に対して

猛烈に罵詈雑言を浴びせる、眠さMAX・気怠さMAXの当日の自分。

とりあえず、朝ごはん!

















成田空港には、空海KOOKAIというラーメン屋さんが入っていた。

AFURIのゆず塩に出会うまで、最もおいしいと思っていた塩ラーメンを食す。

ここの焼き豚がほんとに美味しいんだよね。


お腹が満足になったところでチェックイン。

トランジット地である南京に出発するのでありました。

乗る便は、中国東方航空。






















え、南京まで何時間かかるかよくわかってないけど、テレビないの?

え、座席に座った途端に金属が悲鳴を上げてるけど、大丈夫?

え゛、横の窓から聞こえてくる「ミーーーーッ!」っていう謎の空気音、なに?


スリリングな時間を過ごしつつ、南京に無事に到着したのでした。

















意外とキレイでびっくり。

あと、イスの少なさにびっくり。

出発待ちの中国人たちは、みんな地べたに座ってた。

私もそうしようかなと思ったけれど、

壁際とか花壇周りはほとんど埋まってたので諦める。

そうこうしてるうちに出発。


そして、成田を発ってから約12時間後にシンガポールに到着!

















さすがアジアのハブね~。

24Hオープンの空港だけあって大きいし、

確か世界の中でも美しい空港の上位ランクに入ってるだけあって、

きれい極まりない。

真夜中なのに人が結構いるしね。みんな疲れ切った様相だけど。


入国審査のところで、なんとなく素敵そうな男子発見。






















右の人の、広い肩幅と逞しそうな背中を見て、

「私もあのリュックになって背負われたい~☆」なんて思ってみる。

・・・嘘です。


無事にイミグレーションも過ぎ、空港の外へ!

蒸し暑い。

日本の寒さとはしばしお別れ。

グッバイ日本の冬!

蒸し暑ささえも好ましく思いながら、いざタクシーに。

















深夜1時過ぎ、事前に先輩とGoogle Earthでチェックしていた、

アパートのあるエリアに到着。

いざ、建物の裏の入り口のドアを開けようとカードキーをかざすが

一瞬反応するにも関わらず、開かない。

カードキーの磁気がイカれたらしく、ものすごく焦る。

先輩、カードキーを服に入れたまま洗ってしまったそうでそもそも曲がってたけど

ここに来てイカれるとは何事よ。

そこへ救いの手が!

酔っぱらいながら帰ってきた住人らしき白人男性が

自分のカードで開けてくれた。

助かったと思い、いざアパートの敷地内に入ると、、、

建物の入り口が4つも。

そう、棟が4つあったのでした。

・・・先輩から聞いてない。


部屋番号は分かっていたので、その番号を頼りにいけばいいやと思ったが、

各棟の入り口にもまたカードキーが必要だった。

げげ。やばい。

とりあえず、入り口を開けてくれた酔っ払いにくっついて、

一番手前の棟に行ってみた。

エレベーターでその親切さんとはバイバイして、部屋番号を頼りにとりあえず8階へ。

げげ。やばい。

聞いている番号の部屋がない。

そもそも聞いている造りとなんか違う。

この棟じゃなかった!!


仕方なく1階に戻る。

別な棟を攻めようと思うが、カードキーがイカれているので入ることができない。

管理人さん的なフロントで聞いてみようと思いたち探してみるが、

裏口から入ったためか、それらしきものは見なかった。

正面入り口に行かなければならいのだなと思うが、今いるところからは

アクセスできないようだ。

しょうがなく、入ってきた裏口からいったん出ようとするが、ドアが開かない。

別のドアも試すが、びくともしない。

出ることすらできなくなった!


いよいよヤバイと思った、夜中の2時半。

さすが年末&週末、夜中に帰ってくる住人がまだちらほらいる。

タクシーで降りて、アパートのパーキングがある地下の入り口に向かっている。

チャンス!と思って声をかけてみた。

「中から外に出るドアが開かないんだけど、出方教えて?」

「そこのドアがダメなら、向こうにも出口あるから試してみては?」

神様ありがとう。

重いスーツケースをガラガラと引っ張りながら、

いざ、重い鉄格子のドアを押してみる。

・・・開かないし。

シンガポール初日の野宿を覚悟したその瞬間、名案が!

帰宅者がパーキングの方に向かうということは、

そこから中に入る入り口があるはず。

ということはそこにドアがあるはず。

試してみる価値あり。


各棟の入り口の横に階段スペースがあるのは確認済み。

ドキドキしながら地下に降りてみると、

カードキーなしで出られた!

よく見ると、カードキーなしで入れるようになっていた!

畜生、と小声で呟きながらパーキングの入り口の坂を上がった。

迷宮を脱出する瞬間のごとく、意気揚々と道路に出た。

気分は、映画「CUBE」一作目の唯一の生存者。














さぁ、外に出れた!

正面入り口を探す前に、まず心を落ち着けてみた。

先輩と交わした会話を思い出す。

書いたメモを見直す。

んん?

向かいの建物に、先輩から聞いたアパート名のサインが見えるんですけど。

・・・。

・・・。

カードキーをかざす。

緑のランプがつき、ドアが開いた。

・・・。

・・・。

・・・・・・。

カードキー壊れてないし。

先輩に聞いた通りの造りだし。



時刻は3時半。

12時間のフライトに、2時間半の無駄な徘徊のあとに

ようやく部屋に辿りつきましたとさ。


倒れるようにベットに入って第1日目は終わったのでした。



2日目のレポートはこの後で。














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