2012年2月13日月曜日

#003 慟哭と陽炎









何かを手に入れたいときには
今既にある何かを手放さないといけないのかもしれない。

というか、

今既にある何かが失くなるのは
新しい何かが手に入るときなのかもしれない。



毎日を一生懸命過ごしていてもなんだかフワリとしていて
雲のようだと言えば恰好はいいけれど
ほんとはただカタチになっていないだけ



誰にも言わない心の奥底にフタがあって
中身がガタガタと動いているけれども
自分でも怖くて開けられなかったりして



大抵のことは想定内。
たまに想定外のことが起こっても、
ちょっと考えれば想像がつくような安いシナリオしかなくて
結局は予定調和。

つまらなすぎる。

もっと探検させて。



渇望が、私の生きる糧なのです。

より深く。より近く。



たまには獣のようでもいい。
心の奥底の生生しい深淵を刹那でも分かち合えないものなのか。

傷つかぬように適度な距離を保つのは簡単。
でもそれは、もしかしたら、ただの臆病。

傷つけぬように適度な距離を保つのも簡単。
でもそれは、もしかしたら、ただの遠慮。




砂上の楼閣、虚構の城。
盤石の大地、根を張る土。









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